店販商品がバカ売れする、セールスレターの書き方

ニュースレターを送付する際、セールスレターを同封することを私は推奨しています。というのは、ニュースレターは人間関係を育むツールであって、直接的に売り上げを上げるツールではないからです。直接的に売り上げを上げるのは、セールスレターと言われているツールです。

ニュースレターとセールスレターは、お互いの欠点を埋め合う兄弟みたいなもの。ニュースレターは、人間関係を育みリストの質を高めて、セールスレターで商品を販売する。そういう役割分担です。

セールスレターは、学び始めたら終わりがないほど深い世界です。「書くの苦手だし、文章で商品を売り込むなんて難しい」と思うかもしれませんが、安心してください。すぐに書けるようになるセールスレターの構成をお教えします。

美容室におけるセールスレターの書き方

仮に、店販しているトリートメントを売るとしましょう。ディーラー、もしくはメーカーからもらったチラシやパンフレットがあるかと思いますが、そのチラシは使わなくてもいいです。使ってもいいのですが、それはあくまでも補助な役割に留めてください。

メインは、自身が作るセールスレターです。セールスレターでは、商品の効果やメリットを書いていきます。その際重要なのは、お店が商品を紹介している形ではなく、美容師が商品を紹介している形にすることです。人間関係ができていて「◯◯さん(美容師)が勧めているんだから、きっと良いものに違いない」と思われることが大事です。

「◯◯さんだからきっと大丈夫」と思われるかは、ニュースレターを通じて人間関係をどこまで育めているかで決まります。

お客さんから好感や信頼を寄せてもらっていれば、それがプラスに働き、商品が売れていきます。ニュースレターを発行していれば商品が売れやすくなると言うのは、こうした理由があるからです。

セールスレターの構成

セールスレターを書く際、まず、スタッフの顔写真と商品写真を載せるようにしてください。できれば、まるでその美容師さんが近くにいて話しかけてきているかのような感じの言葉で商品を勧めていきます。

セールスレターの具体的な書き方

■ 対象者を明確に書く
例:枝毛に悩んでいるお客様へ

■ 最もその悩みを感じる瞬間を描写する
例:鏡の前で自分の髪を触った時、「何で自分の髪はこんなにパサパサしているんだろう」と思ったりしたことはありませんか? 人に会うのも憂鬱になりますよね

■ 原因を教えてあげる
例:その原因は、髪のダメージによるものです。髪にダメージを与えるのは、乾燥と紫外線です。

■ 問題解決の方法を教える
例:では、どうしたらダメージを負った髪を修復できるのか。それは、◯◯を与えてあげることです。◯◯を髪に与えることで〜〜〜になり、髪に艶が戻るのです。

■ 商品を提示する
そんな◯◯を多く含んでいるのが、△△トリートメントです。△△トリートメントの特筆すべき点は、◯◯成分の吸収力です。

■ 使用後の効果を見える化する
(ビフォーアフターor購入者の声を載せる)
例:実際に△△トリートメントを使用する前と後の髪の状態を写した写真があります。見てください。
(写真)
すでに購入された方からも以下の感想をいただいております。
(購入者の声を載せる)

■ お得情報と限定情報を載せる
例:△△トリートメントは、通常でしたら3,000円しますが、50本限定で2,000円とします。ただし、お一人様3本までです。

■ 行動を呼びかける
例:次回ご来店された時だと、もうすでに売り切れている可能性もあります。できましたら、お電話にてご予約いただくか、近日中にご来店いただきご購入されることをお勧めします。

■ 注文先を明記
例:注文先はこちらです。今すぐご注文を!

以上が、オーソドックスなフォーマットです。このフォーマットに倣って書けば、注文が爆発的に増えると思います。
こう見えても私は、プロのコピーライターでもあります。セールスレターを25万円いただき書いている人間です。信用して、このフォーマットで書いてみてください。

キャラクターを全面に出したセールスレターの事例

ここで一つ、キャラクターを全面に出したセールスレターの一部(冒頭部分)をお見せします。

上記を文字起こししました。

日頃、家族のために頑張っているお母さんへ
ホッと、ココロとカラダを休めてみませんか。

●●会社のスタッフ
●●からの手紙


この手紙を読まれているお母さん。毎日お疲れ様です。
4月は、お子様の進学や進級で色々忙しかったと思います。5月には、ゴールデンウィークでドタバタし、気がつけば毎月、毎月忙しい日々。炊事、洗濯、掃除に子育て。他にも、やらなければいけないことが沢山あります。

私も、ダンナ1人と3人の子供と犬4匹がいます。
朝は、朝食を作り、寝坊助な子供を「早くおきなさい!間に合わないよ!」と大声で起こします。それから、会社へ行く支度をして、家を出ます。「ああ、間に合わない」と叫びながら、ギリギリセーフで出社し、上司からは「おっ、今日もなんとか間に合ったね」と、冷やかされます。会社が終われば、急いで帰宅し夕食の準備。子供が学校から帰って夕食を出した後は、犬のキラちゃんとお散歩。夜は、ダンナに晩酌をして、洗濯をします。そして、ようやくお風呂に入って、熟睡です。毎日、仕事が終わってからすることが山ほどあります。

日曜は、子供の部活の大会などで、朝からお弁当を作り、応援に出かけます。大会が無い日は、買い物などで、あっという間に一日が過ぎてしまいます。そんな、毎日を過ごしていれば、一年なんてあっという間です。気がついたら、もうこんな歳に!! お母さんは、お母さんで忙しいのです!

きっと、この手紙を読まれている、お母さんも同じ気持ちだと思います。でも、そのお陰で、旦那様やお子様は元気に外で仕事や勉強が出来ているのですね。きっと、あなた様のご家族の方も、口には出さないものの感謝しておられることでしょう。そんな、影の主役であるお母さんに、ココロとカラダを休める場を作る入浴用品「○○○○○」をご紹介させていただきます。

思いっきり、発信者のキャラが立っていますよね。自分の悩みや体験を語り、そこから商品紹介へと繋げています。大事なのは、共感です。「そうそう。私の悩みってそれなのよね〜」と感じてもらえればいいのです。
関連記事:セールスレターの書き方

お客さんとの人間関係を育み、教育ができればなんでも売れる

お客さんから好感や信頼を得ることができれば、その後お客さんはあなたから紹介される商品は、何でも買うようになるでしょう。何でもと言うのは、美容ジャンルに限らずです。インテリア商品でもガジェット商品でもです。

不思議に思うかもしれませんが、これが人間関係、ひいては信頼の力なんです。「あなたが勧めるんだからきっと良いものなんでしょ」と信じてくれて、その商品を買ってくれます。

だからといって、美容系以外の商品をどんどん売りましょうとは言いませんが、人間関係はそれぐらい可能性を広げるものなんだと知ってください。

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この記事を書いた人

美容師向けのニュースレターを7年間発行。美容師と一緒にパーマ液を開発したり、大々的なイベントをしたりと、ニュースレターの力を肌で感じてきました。私が培ったニュースレターのノウハウや考え方を提供し、ニュースレター発行のお手伝いをしています。