ニュースレターは、ニュースレターを送るだけではいけません。ほかにも同封すべきものがあります。というよりも、これから紹介するものを入れていなければ、ニュースレターを送付する意味が薄れてしまいます。同封すべきものとは、次の3つです。
- お客様の声用紙
- 交流用紙
- セールスレター
一つずつ説明していきます。
1. お客様の声用紙
お客様の声用紙は、ニュースレターやお店の感想を書いていただくものです。「素敵なヘアスタイルにしてもらいました」といった喜びの声を集めるようにしてください。また、公開許可の許諾ももらえれば尚良いです。許諾をいただいたら、ニュースレターや販促物などで紹介していきます。
施術後に書いてもらってもいいのですが、中には家でじっくり書きたい人もいるため、ニュースレターにて同封しておくのです。
記入いただき戻ってきたニュースレターは、許可が得られれば、次回のニュースレターで紹介しましょう。その際、スタッフからのコメントも記載します。こうして、スタッフとお客さんとの交流が他のお客さんにも見えるようにするのです。すると、「私も書いてみようかしら」と考える人も出てきます。
何かプレゼントを用意するのも手です。あまりお金のかかるものを用意すると、物で釣っているようにも見えるため、ささやかなものにしてください。どちらかというと、気持ちがこもっているようなもの、ユニークなものがいいです。「お客様の声を書いてくださった方には、店長があなたのために一曲歌います」といったな感じで。私が知る美容室は、ポイントを貯めたら「店長の髭を剃る権利」を発行していました。
印刷代がもったいないようであれば、お客様の声専用のフォームを用意し、そこからメールしてもらうようにしてもいいです。ただし、手書きで残らないため、リアリティは薄れてしまいます。私はアナログな手書きのものを集めることをお勧めします。
2、交流用紙
ニュースレターの中では、スタッフがプライベートな話や季節のイベントに関した話をしましょう。それを理由に「お客さまも◯◯に関するお話をお寄せください」と記入用紙を入れておくのです。
印刷代がもったいないようであれば、メールフォームをニュースレター内で紹介しておくのもいいでしょう。毎月テーマを変えて、一つのフォームを使い回すことができます。これは先に述べたお客さまの声とは違い、手書きにこだわる必要はそこまでありません。お客様の声用紙の裏面を交流用紙にしておけば、印刷代を浮かせることができます。
3、セールスレター
ニュースレターでお客さんと人間関係を育んでもお金にならなくては意味がありません。その役目を担っているのがセールスレターです。
セールスレターでは、提供しているサービスをはじめ、店頭販売しているシャンプーなどを紹介します。
限定で何か商品を売っても面白いですね。たとえば、「髪の潤いを守るヘアドライヤーを紹介します。ただし、◯◯日までの予約販売となります。ご希望の方は、注文用紙にご記入のうえ、当店までお持ちいただくかFAXしてください」とします。もちろん、メール注文を受け付けてもいいです。その際は、QRコードでメールフォームを案内すると便利です。
セールスレターはどれぐらいの頻度で入れればいいのか、というと。できれば、毎号に入れてください。
毎号何かしらのセールスをするのです。ニュースレターを出し始めた、3ヶ月〜半年間はなくてもいいですが、それ以降は毎号入れてセールスしましょう。
スタッフのキャラクターが浸透し、そのキャラクターを全面に出したセールスレターなら、嫌がられません。むしろ、ワクワクしながらセールスレターを読んでもらえるようになります。
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成果の有無は、しっかりやってから
ニュースレターを発行しているけれど成果が出ない場合、考えられる大きな要因は、セールスをしていないことです。つまり、セールスレターを入れていないのです。
セールスしなければ、得られるべき収益が得られません。3ヶ月連続で同じ商品を売ってもいいですし、季節に因んだオリジナルサービスも考えてもいいです。
セールスにかかるコストは、紙と印刷代だけです。おそらく、2,000円もしないでしょう。せっかく育てたリストがあるのですから、毎号何かしらのセールスをしてください。
ニュースレターを発行していると、不思議なぐらいお客さんが喜んで商品を買ってくれますから。あの快感をぜひ味わってください。
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